コンクリートの長さ変化(乾燥収縮)について、JASS5(日本建築学会)、コンクリート標準示方書(土木学会)の改正から大きな関心事となっています。
乾燥収縮を低減させるために開発された方法の一つとして、収縮低減効果をもつ化学混和剤について詳しくご紹介します。
| 商品名 | 区分 | 主成分 | 密度 (20°C) |
|---|---|---|---|
| e-SRA | コンクリート用収縮低減剤 | 特殊ポリプロピレングリコール剤 | 0.95 |
| 商品名 | 区分 | 主成分 | 密度 (20°C) |
|---|---|---|---|
| レオプラス800S | 高性能AE減水剤・標準形・I 種(収縮低減型) | ポリカルボン酸エーテル系化合物とポリグリコール誘導体の複合体 | 1.05~1.13 |
| レオプラス800SR | 高性能AE減水剤・遅延形・I 種(収縮低減型) | 1.06~1.14 | |
| ポリヒード15DS | AE減水剤・標準形・I 種(高機能・収縮低減型) | 1.03~1.11 | |
| ポリヒード15DSR | AE減水剤・遅延形・I 種(高機能・収縮低減型) | 1.03~1.11 |
| 商品名 | 区分 | 主成分 | 密度 (20°C) |
|---|---|---|---|
| SF500SK | 高性能AE減水剤・標準形・I 種(収縮低減型) | ポリカルボン酸系化合物とグリコールエーテル系誘導体 | 1.05~1.10 |
| ヒビガード | コンクリート用耐久性改善剤(乾燥収縮低減剤) | グリコールエーテル系誘導体 | 0.97~0.99 |
フローリック製品についての詳細は、弊社ブログ「Think about コンクリート」で紹介しています。
(株式会社フローリック 開発部 因幡氏寄稿「収縮低減剤について」)

2000年に住宅品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)が施工されることになり、収縮ひび割れ指針策定の契機となりました。
耐震偽装問題が追い打ちとなり、消費者保護が優先された結果、「消費者と技術者が意志疎通を行った上で、互いの合意のもとに良いコンクリートを造る、その為の方策を模索すること」を示しています。
その後、2009年のJASS-5の改正により耐久性のレベルを設け、それに準じた規格を設けるに至っています。
(表1、表2参照)
表1 RC造ひび割れ制御指針
| コンクリートの級 | 乾燥収縮ひずみ | 備考 |
|---|---|---|
| 標準 | 650~800×10-6 | 試験練りによる確認を原則としている |
| 高級 | 500~650×10-6 | |
| 特級 | 500×10-6以下 |
表2 JASS5:2009
| 計画共用期間の級 | 耐久性設計基準強度(N/mm2) | 乾燥収縮率 |
|---|---|---|
| 短期 | 18 | 8×10-4以下 |
| 標準 | 24 | |
| 長期 | 30 | 特記による 特記のない場合は8×10-4以下 |
| 超長期 | 36 |
コンクリート用化学混和剤のビジネスに携わってまもなくの頃、
1 木材は燃焼する。
2 鋼材は錆びる。
3 コンクリートは収縮し、ひび割れる
との講義を聴いた記憶があります。各々の材料の弱点です。
また、昨今の材料事情(特に骨材)からひび割れのない構造物を造ることはかなり難易な状況で、技術的には対応することが可能ですが費用もそれなりに発生することは避けられません。この点につきましてはぜひ、ご理解をいただきたいと思います。
技術の日進月歩により、コンクリートのひび割れ抑制対策は種々提案されています。
株式会社奥村組のサイトに興味深い内容が掲載されていましたので、参考までにご紹介します。
株式会社奥村組 “ひび割れ抑制コンクリートの効果およびコスト”について(※PDFが開きます)
化学混和剤による収縮低減は、生コンクリート工場において、あるいはコンクリート製品工場においても、製品が液体のためハンドリングが非常に簡単です。また、膨張材の様な養生管理(膨張反応を完結させること/散水、密閉等の養生が必要)も不要です。
良質な骨材を確保出来ない地域や、輸送コスト等で大幅なコストアップになるケースがなく、その他の材料(乾燥収縮低減用)のものと併用も可能です。
従来品は収縮低減効果だけの商品でしたが、近年は高性能AE減水剤に収縮低減抑制効果を付与した製品が発売されています。またごく最近では、AE減水剤の高機能タイプ゚の減水剤で収縮低減抑制効果を付与したものが販売されています。
多くの販売実績及び使用方法等、ご遠慮なく弊社までお問い合せ下さい。