近年、様々な背景・環境に対応するための化学混和剤メーカーの努力と技術の進歩には目を見張るものがあります。
JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」改正(4/1)に向け、”AE減水剤・高機能タイプ”にフォーカスし、弊社で取り扱っている各商品の特長をご紹介します。
| 商品名 | 区分 | 主成分 | 密度 (20°C) |
|---|---|---|---|
| F-1シリーズ | AE減水剤・多機能タイプ | ||
| ダーレックスF-1 | 標準形 I 種・多機能タイプ 単位水量対策 |
リグニンスルフォン酸化合物 | 1.08~1.12 |
| ダーレックスF-1R | 遅延形 I 種・多機能タイプ 暑中コンクリート・長距離輸送対策 |
リグニンスルフォン酸化合物 | 1.08~1.12 |
| ダーレックスF-1P | 標準形 I 種・多機能タイプ ポナパビリティー改善・表面仕上げ改善 |
リグニンスルフォン酸化合物及び水溶性高分子 | 1.08~1.12 |
| ダーレックスF-1H | 標準形 I 種・多機能タイプ 高減水性・高強度用 |
特殊界面活性剤 | 1.05~1.08 |
| ダラセムシリーズ | AE減水剤・高機能タイプ | ||
| ダラセムM-F | 標準形 I 種・高機能タイプ 高減水性・一般用 |
ポリカルボン酸化合物と特殊界面活性剤 及びリグニンスルフォン酸塩 |
|
| ダラセムM | 標準形 I 種・高機能タイプ 高減水性・一般用 |
ポリカルボン酸化合物と特殊界面活性剤 | 1.06~1.09 |
| ダラセムM-E | 標準形 I 種・高機能タイプ スランプロス抑制タイプ |
ポリカルボン酸化合物と特殊界面活性剤 | 1.05~1.08 |
| ダラセムMR | 遅延形 I 種・高機能タイプ 暑中コンクリート対策 |
ポリカルボン酸化合物と特殊界面活性剤 | 1.07~1.10 |
| 商品名 | 区分 | 主成分 | 密度 (20°C) |
|---|---|---|---|
| ポゾリス15シリーズ | AE減水剤・高機能タイプ | ||
| 15L | 高減水性・標準形・I 種 スランプ抑制(抑制効果に差別化:L<S<H) |
リグニンスルフォン酸化合物と ポリカルボン酸エーテルの複合体 |
1.05~1.11 |
| 15S | 1.04~1.10 | ||
| 15H | 高変性ポリオールと ポリカルボン酸エーテルの複合体 |
1.02~1.08 | |
| 15Sc | 増粘タイプ 貧配合・微粉分の少ない骨材対策 |
リグニンスルフォン酸塩と ポリカルボン酸エーテルの複合体 |
1.08~1.14 |
| 15LR | 15シリーズの遅延形 I 種 暑中コンクリート対策 |
リグニンスルフォン酸化合物と ポリカルボン酸エーテルの複合体 |
1.07~1.13 |
| 15SR | 1.04~1.10 | ||
| 15HR | 高変性ポリオールと ポリカルボン酸エーテルの複合体 |
1.03~1.09 | |
| 15SRc | リグニンスルフォン酸塩と ポリカルボン酸エーテルの複合体 |
1.09~1.15 |
| 商品名 | 区分 | 主成分 | 密度 (20°C) |
|---|---|---|---|
| SV10シリーズ | AE減水剤・標準形 I 種・高機能タイプ | ||
| SV10L | 高減水性 スランプ抑制(抑制効果に差別化:10L<10<10H) |
リグニンスルフォン酸 オキシカルボン酸塩 ポリカルボン酸系化合物 |
1.08~1.12 |
| SV10 | 1.08~1.12 | ||
| SV10H | 1.04~1.08 | ||
| RV10シリーズ | AE減水剤・遅延形 I 種・高機能タイプ | ||
| RV10L | SV10シリーズの遅延形 I 種 暑中コンクリート対策 |
リグニンスルフォン酸 オキシカルボン酸塩 ポリカルボン酸系化合物 |
1.09~1.13 |
| RV10 | 1.09~1.13 | ||
| RV10H | 1.05~1.09 |
| 商品名 | 区分 | 主成分 | 密度 (20°C) |
|---|---|---|---|
| 02NLシリーズ | AE減水剤・高機能タイプ | ||
| 02NL | 標準形 I 種 | ポリカルボン酸系化合物 | 1.03~1.06 |
| 02NLR | 遅延形 I 種 | 1.05~1.09 | |
| 02NL-P | 標準形 I 種 | ポリカルボン酸系化合物と リグニンスルフォン酸塩 |
1.04~1.08 |
| 02NLR-P | 遅延形 I 種 | 1.05~1.09 | |
| 09Nシリーズ | AE減水剤・高機能タイプ・貧配合用 | ||
| 09NL-P | 標準形 I 種 | ポリカルボン酸系化合物と リグニンスルフォン酸塩 |
1.04~1.08 |
| 09NLR-P | 遅延形 I 種 | 1.05~1.09 |

近年のコンクリート構造物は、“安心・安全”と“環境に優しい”のキーワードを軸に社会からの強い要求を担うために高品質・高耐久化へとシフトしています。しかしながら、現実は良質な骨材の供給不足(採取場所の規制・環境破壊の抑止)や、原材料のリサイクル化による品質の低下等、困難な課題も山積しています。
民主党政権は“コンクリートから人へ”と構造改革を掲げていますが、セメント産業界で処理している産廃物事業は大きな社会貢献をしていることをご存じない方々が大勢いることと思います。視点を変えてみれば多くの社会に役立つ素晴らしいことを業界は積み上げてきています。(・・・余談になりました・・・。)
さて本題に戻りますが、コンクリートを製造する側では、材料品質の低下や供給の不安定等厳しい環境であるにも関わらず、要求されるコンクリートの品質、性状は多種多様化しています。このような背景に、化学混和剤メーカーの努力と技術の進歩は目を見張るものがあります。
改正JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」、4月1日に向けたターゲット商品“AE減水剤・高機能タイプ”がまさにそれであります。
高性能AE減水剤は、一日の長があり価格も用途も認証されているのですが、一般に使用される領域での性状改善
・単位水量の減少
・スランプロスの抑制
・総粉体量の少ないコンクリート(貧配合)への性状、性能維持
・流動性の改善
・環境温度や使用材料の変動による性状、性能の安定
等に限界がありました。
これらの短所を解消した製品がAE減水剤・高機能タイプと称される化学混和剤です。残念ながら、JIS A 6204“コンクリート用化学混和剤”には、該当する性能規格はありません。敢えて種別すれば、AE減水剤のカテゴリーになります。
高機能タイプは、用途別(要求性能に応じて)に種類をラインアップしています。
・減水性能による差(コストパフォーマンス)
・スランプロス抑制効果の異なる種類(3種類ラインアップ化)
・水・セメント比の範囲による選択(性能差がある)
・低粉体配合(骨材条件・貧配合)への対応
等に特長別に検討することが可能です。
薬剤の機能を有効に利用するためには、是非、弊社営業マンにお問合せ下さい。これまでの経験をもとに、弊社が蓄積した“現場に則した技術ノウハウ”をご提案いたします。